「占いの練習をしたいけれど、鑑定させてくれる人がいない」「無料鑑定を募集したいのに、どう書けば応募してもらえるのか分からない」。占い師として活動を始めたばかりの頃は、まず経験を積む場をつくるところでつまずきがちです。
この記事は、タロットや西洋占星術、数秘術などを学んで、これから無料鑑定(モニター鑑定)を募集したい方に向けたものです。結論からお伝えすると、無料鑑定の募集は「人数・期間・お願いしたいこと・申し込み方法」を最初に決めて、募集文にすべて書いておくのがいちばんの近道です。条件がはっきりしているほど応募する側も安心でき、あなた自身も無理なく続けられます。
占い師が無料鑑定を募集する目的
無料鑑定は、ただ「タダで占う」ことではありません。目的をはっきりさせておくと、募集の条件や鑑定のやり方も決めやすくなります。
- 実践経験を積む:本で学んだ読み方を、実際の相談に当てはめて練習できます。言葉の選び方や、相手の話を聞く力も身につきます
- 感想(お客さまの声)を集める:鑑定を受けた方の感想は、有料メニューを始めるときの参考材料になります
- 自分の得意分野を見つける:恋愛、仕事、人間関係など、どんな相談で手応えがあるかが分かってきます
- 知ってもらうきっかけをつくる:SNSで募集することで、あなたの存在を知ってもらう入口になります
なお、占い師になるために必要な公的資格はありません。だからこそ、実際に鑑定した経験と、受けた方の声が信頼の土台になります。活動全体の流れはスピリチュアル起業の始め方でも紹介しています。
無料鑑定の募集のやり方5ステップ
ここからは、SNSで無料鑑定を募集するときの流れを5つのステップで紹介します。
ステップ1:人数と期間を決める
最初に決めたいのは「何人まで」「いつまで」です。上限を決めずに募集すると、応募が重なったときに返信が追いつかず、待たせてしまうことになります。はじめは3〜5名ほど、期間は1〜2週間など、自分が丁寧に対応できる範囲から始めるのがおすすめです。
ステップ2:鑑定の内容と範囲を決める
無料鑑定でどこまで対応するかを決めておきます。範囲があいまいだと、追加の質問が続いて終わりが見えなくなりがちです。
| 決めておくこと | 例 |
|---|---|
| 占術 | タロット(大アルカナのみ)、西洋占星術、数秘術 など |
| 相談テーマ | 恋愛・仕事・人間関係のうち1つ |
| 質問の数 | お一人さま1つの質問まで |
| お届け方法 | テキストで300〜500字程度、メッセージでお送りする |
| お届けまでの目安 | お申し込みから3日以内 |
| 追加の質問 | 1往復まで、など上限を決める |
通話やビデオでの鑑定は、相手の反応を見ながら話せる一方で、時間の調整が必要になります。最初はテキストでの鑑定から始めると、自分のペースで練習しやすくなります。
ステップ3:お願いしたいことを決める
無料で鑑定する代わりに、感想をお願いするのが一般的です。ただし、お願いすることは事前に、すべて募集文に書いておくのがマナーです。鑑定のあとで条件を足すと、相手に負担をかけてしまいます。
- 鑑定後に、簡単な感想を送ってほしい
- 感想をSNSやプロフィールで紹介してもよいか(匿名で、など範囲も明記)
- 相談内容は紹介しない、など守ることも書いておく
感想の紹介は「お願い」であって、断ってもよいことも添えておくと、応募のハードルが下がります。
ステップ4:申し込み方法を用意する
申し込みの受け付け方は、主に次のような方法があります。
- Threadsのメッセージ(DM):手軽に始められます。Threadsのメッセージ機能は18歳以上の利用者が対象で、やりとりできる相手にも条件があるため、事前に設定を確認しておきましょう
- LINE公式アカウント:やりとりの履歴をまとめやすく、そのあとのお知らせにも使えます
- 申し込みフォーム:相談内容を決まった形で受け取れるので、聞き漏れを防げます
どの方法でも、受け取る情報は鑑定に必要な最小限にしぼることが大切です。たとえばタロットなら、呼び名と相談内容があれば鑑定できることがほとんどです。生年月日など、占術によって必要な情報がある場合は、何に使うのかを募集文に書いておきましょう。導線のつくり方は占い師のSNS集客はThreadsからでも詳しく解説しています。
ステップ5:募集を投稿し、締め切りまで丁寧に対応する
条件が決まったら、募集文を投稿します。1回の投稿だけでは見てもらえる人が限られるので、期間中に募集のお知らせを2〜3回、時間帯を変えて投稿するとよいでしょう。定員に達したら、「募集は締め切りました」とすぐにお知らせすると、あとから応募しようとした人も迷いません。
そのまま使える無料鑑定の募集文の例
募集文は、上のステップで決めた条件をまとめるだけで作れます。以下の例を、ご自身の内容に合わせて書き換えて使ってください。
【タロット無料鑑定・3名さま募集】
タロットを学んで1年、実践経験を積むためにモニター鑑定を募集します。
・テーマ:恋愛か仕事のどちらか1つ
・内容:お一人さま1つの質問を、テキスト(約400字)でお届け
・お届け:お申し込みから3日以内
・お願い:鑑定後に簡単な感想をいただけるとうれしいです(匿名で紹介させていただく場合があります。紹介NGでも大丈夫です)
・締め切り:10月20日まで、または定員になりしだいご希望の方は、メッセージで「呼び名」と「相談したいこと」を送ってください。いただいた内容は鑑定以外には使いません。
ポイントは、「なぜ無料なのか」を正直に書くことです。「練習のため」「経験を積むため」と伝えると、受ける側も「あとで何か売り込まれるのでは」と身構えずに済みます。
無料鑑定で気をつけたい注意点
無料だからこそ、相手の安心を守る工夫が必要です。とくに次の点は、募集の前に確認しておきましょう。
個人情報とプライバシーを守る
相談内容や名前、生年月日は、とても大切な個人情報です。個人で活動していても、事業として個人情報を扱う場合は個人情報保護法のルールが関係します。
- 集めた情報は鑑定以外に使わない
- 相談内容を、本人の許可なく投稿で紹介しない
- スクリーンショットやメモは、不要になったら整理する
- 感想を紹介するときは、本人が特定されないようにする
不安をあおる言葉や、断定は使わない
「このままだと不幸になる」「今すぐ有料鑑定を受けないと手遅れ」といった、不安をあおる言葉は使わないでください。無料鑑定をきっかけに高額な支払いを求められたという相談が、消費生活センターなどに寄せられている例もあります。誠実に活動していても、同じように見られてしまわないよう、言葉選びには注意しましょう。
また、病気や体調、お金について「治る」「必ず良くなる」といった断定もしないようにします。体調の悩みには「医療機関への相談もおすすめします」と添えるなど、占いでできることの範囲を守ることが信頼につながります。表現の注意点はスピリチュアル発信が怪しいと思われない7つのコツも参考にしてください。
未成年からの相談の扱いを決めておく
SNSでは、年齢が分からない相手から応募が届くこともあります。トラブルを避けるためにも、「18歳以上の方を対象とします」など、対象を募集文に書いておくと安心です。
有料に切り替えるタイミングを決めておく
「いつまでも無料のまま」だと、活動として続けにくくなります。たとえば「モニター鑑定は10名まで」「感想が5件集まったら有料メニューを始める」など、区切りを先に決めておくと、自然に次の段階へ進めます。有料に切り替えるときは、無料鑑定を受けてくれた方に、しつこい売り込みをしないことも大切です。
無料鑑定のあとにやること
鑑定を届けて終わりにせず、次の活動につなげていきましょう。
- お礼を伝える:感想をくれた方には、短くてもお礼のメッセージを送ります
- 感想を整理する:「分かりやすかった」「言葉がやさしかった」など、よく言われる点はあなたの強みです
- 鑑定の振り返りをする:伝え方で迷ったところや、時間がかかったところをメモしておきます
- 日々の発信を続ける:無料鑑定で知ってくれた人が、ふだんの投稿を見て、あなたの人柄や考え方を知っていきます
無料鑑定の募集は、ふだんの発信があってこそ届きます。毎日の投稿を考える時間がとれないときは、Threadsの自動投稿サービスBBBを使う方法もあります。AIが投稿の下書きを作り、決めた時間に自動で投稿できるので、鑑定や勉強に時間を使いやすくなります。ただし、ツールを使えば応募が増えると決まっているわけではありません。AIの下書きにも、あなた自身の言葉や鑑定で感じたことを少し足すと、人柄が伝わる投稿になります。まずはBBBに無料登録して、続けやすい発信の形を整えてみてください。
まとめ
- 無料鑑定は、経験を積み、感想を集め、知ってもらうための入口
- 募集の前に「人数・期間・鑑定の範囲・お願いしたいこと・申し込み方法」を決める
- 募集文には条件をすべて書き、「なぜ無料なのか」を正直に伝える
- 個人情報は最小限にし、鑑定以外には使わない
- 不安をあおる言葉や断定は使わず、有料に切り替える区切りも先に決めておく
最初の募集で応募が少なくても、落ち込む必要はありません。条件を見直したり、ふだんの発信を続けたりしながら、少しずつ経験を積み重ねていきましょう。
よくある質問
無料鑑定の応募が来ないときはどうすればいいですか?
まずは募集文の条件が分かりやすいかを見直してみましょう。テーマを1つにしぼる、申し込み方法を簡単にする、といった工夫で応募しやすくなることがあります。また、ふだんの投稿が少ないと、募集を見た人があなたの人柄を知る手がかりがありません。募集の前から、占いの考え方や日々の気づきを発信しておくのもおすすめです。
無料鑑定は何人くらい募集すればいいですか?
決まりはありませんが、はじめは丁寧に対応できる3〜5名ほどがおすすめです。慣れてきたら人数を増やしたり、テーマを変えて募集したりして、少しずつ経験の幅を広げていきましょう。
家族や友人に鑑定するのとは何が違いますか?
家族や友人への鑑定も大切な練習ですが、あなたのことをよく知っている分、遠慮のない感想が出にくいこともあります。SNSで募集すると、初めて会う人に伝わる言葉で鑑定する練習になり、今後お客さまになる方に近い立場の感想を受け取れます。