「SNSで副業を始めたいけれど、何について発信すればいいか決められない」「得意なことがない気がして、ジャンルが選べない」と迷っている初心者に向けた記事です。
先に結論です。SNS発信のジャンルは、「自分が話せること」と「誰かが困っていること」が重なる場所から選び、最後に「1年続けられそうか」で絞り込むのがおすすめです。はじめから完璧なジャンルを探す必要はありません。この記事では、ジャンルを決める5つのステップ、迷ったときの例、避けたい失敗パターン、決めた後の進め方を順番に解説します。
SNS発信でジャンルを決めたほうがいい理由
「好きなことを自由に投稿したい」という気持ちも大切ですが、副業として発信するなら、ある程度ジャンルを絞ったほうが進めやすくなります。理由は主に3つです。
- フォローする理由が伝わる:プロフィールと投稿を見て「この人は〇〇の話をしてくれる」と分かると、読者はフォローするかどうかを判断しやすくなります。
- 投稿を考える負担が減る:テーマが決まっていると、毎回ゼロから「何を書こう」と悩む時間が短くなります。
- その先の導線をつくりやすい:紹介する商品やサービス、自分の商品を考えるときも、ジャンルが決まっていれば読者に合うものを選びやすくなります。
ただし、ジャンルは一度決めたら変えられないものではありません。まずは「仮決め」で十分です。動きながら調整していく前提で考えると、気持ちが楽になります。
SNS発信のジャンルの決め方5ステップ
ここからは、ジャンルを決める具体的な手順です。紙やスマホのメモを用意して、書き出しながら進めてみてください。
ステップ1:自分の経験・好き・得意を書き出す
まずは材料集めです。「人に教えられるほどの専門知識」でなくてかまいません。次のような質問に答える形で、思いつくものをすべて書き出します。
- 仕事や家事で、毎日のようにやっていることは?
- 人からよく聞かれること、頼まれることは?
- お金や時間をかけて続けてきた趣味・勉強は?
- 過去に苦労して乗り越えたこと、失敗から学んだことは?
- 話し始めると止まらなくなる話題は?
「少し先を歩いている人」の話は、これから始める人にとって参考になります。たとえば「半年前に家計簿アプリを使い始めた」「子どもの寝かしつけで試行錯誤した」といった経験も、立派な材料です。
ステップ2:その分野で困っている人がいるか調べる
次に、書き出した材料の中から「それについて知りたい人がいるか」を確かめます。調べ方の例は次のとおりです。
- 検索窓にキーワードを入れて、出てくるサジェスト(予測候補)を見る
- スレッズやほかのSNSで同じテーマの投稿を探し、どんな質問や返信がついているかを見る
- 知恵袋などのQ&Aサイトで、そのテーマの質問がどれくらいあるかを見る
質問や悩みがたくさん見つかるテーマは、発信を待っている人がいるサインです。反対に、ほとんど見つからない場合は、テーマを少し広げるか、別の材料と組み合わせることを考えましょう。
ステップ3:届けたい相手を1人に絞る
ジャンルが同じでも、「誰に向けて書くか」で投稿の中身は大きく変わります。年齢、生活スタイル、悩み、使える時間などを具体的に思い浮かべ、届けたい相手を1人決めてみてください。
たとえば「料理」というジャンルでも、「仕事帰りに15分で夕飯を作りたい会社員」と「離乳食に悩む子育て中の人」では、必要な情報がまったく違います。相手が具体的になるほど、投稿が「自分のことだ」と感じてもらいやすくなります。
ステップ4:「〇〇×〇〇」で掛け合わせる
人気のあるジャンルは発信している人も多く、初心者がそのまま入ると埋もれやすくなります。そこで役立つのが、2つの要素を掛け合わせる方法です。
| 広いジャンル | 掛け合わせの例 | 届けたい相手のイメージ |
|---|---|---|
| 節約 | 節約 × 一人暮らし | 新生活を始めたばかりの社会人 |
| 料理 | 時短料理 × 共働き | 平日の夕飯づくりに追われる家庭 |
| 勉強 | 資格勉強 × スキマ時間 | 働きながら資格を目指す人 |
| SNS活用 | スレッズ × 50代からの発信 | SNSに苦手意識がある50代 |
| 暮らし | 片づけ × 子育て | おもちゃや物があふれて困っている親 |
掛け合わせる要素は、「ジャンル × 相手の属性」「ジャンル × 自分の立場」「ジャンル × 条件(時短・少ない予算など)」のように考えると見つけやすくなります。
ステップ5:続けられるかをチェックして仮決めする
最後に、候補のジャンルが「続けられるか」を確認します。どれだけ需要がありそうでも、書くのがつらいテーマは長続きしません。次の項目に答えてみてください。
- このテーマで、投稿ネタを30個書き出せるか
- 1年後も、このテーマについて話していたいと思えるか
- 自分の体験や意見を交えて書けるか
- 顔や本名を出さなくても発信できるか(出したくない場合)
30個のネタが出せれば、しばらく投稿に困ることはありません。ネタの探し方はスレッズの投稿ネタが切れたときの見つけ方でも紹介しています。ここまで来たら、そのジャンルで「仮決め」してプロフィールを整え、投稿を始めましょう。
ジャンルが決まらないときのヒント
5つのステップを試しても決めきれないときは、次の考え方を試してみてください。
- 「過去の自分」に向けて書く:1〜3年前の自分が知りたかったことは何かを考えると、届けたい相手と内容が同時に決まります。
- 「挑戦中の記録」をジャンルにする:まだ得意でなくても、「これから〇〇に挑戦する記録」として発信する方法もあります。同じ道を進む人の参考になります。
- 候補を2つに絞って試す:どうしても迷うなら、2つの候補でそれぞれ数投稿ずつ書いてみて、書きやすさと反応を比べます。
- 人に聞いてみる:家族や友人に「私に何を相談したい?」と聞くと、自分では気づかない得意が見つかることがあります。
避けたいジャンル選びの失敗パターン
ジャンル選びでつまずきやすいパターンも知っておきましょう。
| 失敗パターン | 起きやすいこと | 見直し方 |
|---|---|---|
| 「稼げそう」だけで選ぶ | 興味がなく、書くことがすぐ尽きる | 自分の経験と重なる部分があるかを確認する |
| テーマを広げすぎる | 何のアカウントか伝わらない | 届けたい相手を1人に絞り直す |
| 経験のない専門分野を選ぶ | 中身が薄くなり、信頼されにくい | 「学んでいる途中の記録」として発信する |
| すぐにジャンルを変える | どのテーマも育たない | 変える前に、一定期間は同じテーマで続ける |
また、健康・美容・お金(投資など)のジャンルは、表現に注意が必要です。効果や利益を断言するような書き方は、法律やSNSのルールに触れたり、読者に誤解を与えたりするおそれがあります。こうしたジャンルを選ぶ場合は、「自分はこうした」という体験の共有にとどめ、断言や誇張を避けましょう。広告やアフィリエイトを紹介するときは、2023年10月から景品表示法でいわゆるステルスマーケティングが規制されているため、PR表記も忘れずに行いましょう。詳しくはスレッズでアフィリエイトを始めるやり方で解説しています。
「誰でも簡単に稼げるジャンルがある」とうたう高額な講座や情報商材にも注意してください。怪しい誘いの見分け方はSNS副業の詐欺の見分け方にまとめています。
ジャンルを決めた後にやること
ジャンルが仮決めできたら、次の順番で発信の土台をつくります。
- プロフィールを書く:「誰に」「何を」発信しているかを一文で伝えます。
- 投稿の型を決める:体験談、ノウハウ、よくある質問など、いくつかの型をローテーションすると続けやすくなります。
- 投稿のペースを決める:毎日でなくてもかまいません。無理なく守れる頻度を決めます。
- 反応を振り返る:一定期間続けたら、反応のよかった投稿のテーマを見て、ジャンルの中身を少しずつ調整します。
最初の1か月の進め方はThreadsで副業を始める人が最初の30日でやることで、週ごとに紹介しています。
ジャンルが決まっても、副業や家事の合間に毎日投稿を続けるのは大変です。そんなときは、Threads特化の自動運用ツールBBBで、投稿づくりと予約投稿を仕組みにする方法もあります。BBBはMeta公式のThreads APIで投稿するツールで、無料で登録して使い始められます。設定方法はThreads予約投稿のやり方で紹介しています。気になる方はBBBに無料登録して試してみてください。もちろん、ツールを使えば必ず伸びるわけではありません。浮いた時間を、読者への返信や自分の体験を足すことに使うのがおすすめです。
まとめ
- SNS発信のジャンルは、「自分が話せること」と「誰かが困っていること」の重なりから選ぶ
- 経験の書き出し → 需要の確認 → 相手を1人に絞る → 掛け合わせ → 続けられるかの確認、の5ステップで決める
- 迷ったら「過去の自分」に向けて書く、「挑戦中の記録」にするなどの方法もある
- 「稼げそう」だけで選ぶ、広げすぎる、すぐ変える、は避けたい失敗パターン
- 健康・美容・お金のジャンルは、断言や誇張を避け、PR表記などのルールを守る
完璧なジャンルを探して止まってしまうより、仮決めして動き出すほうが、自分に合うテーマは早く見つかります。まずはステップ1の書き出しから始めてみてください。
よくある質問
得意なことが何もない場合はどうすればいいですか?
「得意」でなくても、「続けてきたこと」や「挑戦していること」はジャンルになります。誰かより少し先に経験したことは、これから始める人の役に立ちます。挑戦中の記録として発信するのも1つの方法です。
途中でジャンルを変えてもいいですか?
変えてもかまいません。ただし、短い期間で何度も変えると、どのテーマも育ちにくくなります。反応を見ながら、まずはジャンルの中で切り口や相手を少しずつ調整し、それでも合わないと感じたときに見直すのがおすすめです。
複数のジャンルを同じアカウントで発信してもいいですか?
関連のあるジャンル同士なら問題ありません。ただし、つながりのないテーマが混ざると、何のアカウントか伝わりにくくなります。メインのジャンルを1つ決め、ほかの話題は時々まぜる程度にすると、読者にも伝わりやすくなります。